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過去の事例から学ぶ政府の無責任論と現状の対応

社会記事
Renchan
Renchan

ちょっと堅い記事ですが、お付き合いください。
今は、一致団結する時だと思っていて、『綺麗事だ』と思われる方もいらっしゃいますが、一方で政府の無責任論を展開する記事もあり、筆者の私見を含めて記事にしました。

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繰り返される歴史はすべて悪なのか

提供元:ぱたくそ

SNSやインターネットで大量の情報は発信される昨今。今回の新型コロナウイルスの感染拡大の防止のための「外出自粛」や「休業要請」に関して、平河 エリさん(ライター)が掲載した記事が非常に私の心を打ったので紹介したい。

このままでは、コロナ自粛は「国民が勝手にやったこと」にされてしまう~政治の「責任」はどこにいったのか~ より

このままでは、コロナ自粛は「国民が勝手にやったこと」にされてしまう(平河 エリ) @gendai_biz
太平洋戦争時、神風特別攻撃隊の志願者を募るとき、玉井浅一中佐はこう言った。「お前たちは誰より可愛い。だから一番可愛いお前たちを日本の歴史に其の名を載せて、悠久の神として祭ってやりたいのだ。この気持ちをわかって欲しい。ただし、これは命令ではない。あくまでもお前たちの志願である」(神立尚紀、大島隆之『零戦 搭乗員たちが見つ...

 ここでは、政府の「責任」とは何なのか、過去に悲惨な経験をした太平洋戦争の特攻隊に関して、時の政府が「指示ではなく志願」とした経緯を踏まえて論じている。

 今回の休業要請も指示ではいので、個別補償ができないという論理展開であり、政府が負う責任ではないというもの。

 また、平河氏の記事を引用させて頂くと

指導者が「責任」を取らないのは今に始まったことではない。冒頭で紹介した太平洋戦争の例で見た通りだ。それが、何十年も変わらないこの国のかたちなのだ。
北海道大学の西浦博教授は、謝金ももらっておらず、ホテルも自分で探していると、インタビューで述べている。最前線で働く医師も、国から特別の手当を受けているわけではないらしい。なぜなら、それらはすべて「志願」して行われたことだからだ。

これらはすべてつながっている。リーダーシップの不在と、責任の喪失に。

自らの発言がきっかけとなって、一人の人間を死に追いやったことを認められない総理大臣は、自らの責任で休業補償など、責任ある行動をすることは出来ないだろう。はなから責任を取る気などないのだ。一度、重要な問題についての責任を放棄したものは、ほかの問題でもそれを繰り返す可能性が高い。

平河氏の記事より

私はこの平河氏の記事には賛成をします。

しかしながら、総理の責任を取るとの言葉が妄語となるかどうかについては、今に始まったことでもなく、かつこの国だけの問題ではないのではないかと思っている。

 今のこの国で外出自粛要請・休業要請があるなかで、外出する人や休業要請対象となる店舗での開業継続は、世間から好奇な目を集めるような状況となる。

 ましてや、それらの方が新型コロナウイルスにり患した場合は「自己責任」だと、猛烈な批判に晒されてしまうだろう。

昔から日本政府は責任と取って来なかったのか

提供元:ぱたくそ

 太平洋戦争ろ論ずるは、多くの議論を生むこと、また引用させて頂い河原氏の記事で満足だと思っているので、ここでは述べないこととします。

直近での非常事態宣言の発令

 直近では、2011年の東日本大震災において、原子力災害対策特別措置法に基づき、原子力緊急事態宣言が発令されたのが記憶に新しい。

asahi.com(朝日新聞社):福島第一原発に緊急事態宣言 枝野官房長官 - ●東日本大震災
 枝野幸男官房長官は、東京電力福島第一原子力発電所において原子力災害対策特別措置法に基づき、原子力緊急事態宣言を発令したと発表した。ただ、放射性物質による施設外部への影響は確認されていないとしている。

 なお、福島第二原発も原子力緊急事態宣言を発令したが、2011年12月26日に解除しているものの、同第一原発の原子力緊急事態宣言はまだ解除されていない。

 原子力緊急事態宣言後の補償問題

原子力緊急事態宣言後の補償問題に関しては「大規模な原子力損害が発生した場合において、原子力事業者の損害賠償のために必要な資金の交付等の業務を行うことにより、原子力損害賠償の迅速かつ適切な実施及び電気の安定供給等の確保を図ることを目的として、平成23年9月12日に原子力損害賠償支援機構が設立されました。

機構について
大規模な原子力損害が発生した場合において、原子力事業者の損害賠償のために必要な資金の交付等の業務を行うことにより、原子力損害賠償の迅速か

 民主党政権下でも、補償の問題は同時並行で議論をされていたが、震災発生3か月後に「原子力損害賠償支援機構法案」が閣議決定され、5か月後に原子力損害賠償支援機構法として法制化し対応している。

 よって、今の段階で補償を検討する時期ではなく、感染拡大防止の時期であると考えます。

現段階で責任論“だけ”がクローズアップされる時期ではない

提供元:Pixabay

歴史に学ぶのであれば、今は現行法律での対応でしかできない

 東日本大震災の未曽有の事故が発生した際には、正直補償を論ずる時間が無いのが現実だと思う。

 それよりも、最前線で対応する、医療機関やそれらに従事する関係者及び生活インフラを支える休業要請を受けない事業者(小売店、輸送、保育園など)への支援が必要なのではないか。

大切なのは、批判だけでなく協力の気持ち

提供元:ぱたくそ

大切であることは『支援』と『批判』の共存

 今最も大切なのは

 『批判する勇気だけでなく、支援の手を差し伸べる勇気』

 『政府の対応への議論ではなく、実施した対応策への結果の議論』

 ではないだろうか。

 今は野党となっている政治家が政権を担っていた時と、今の新型コロナウイルスの感染拡大防止を担っている政治家は違うものの、取られた初動の対応は変わらない。

 補償の課題はこの状況の収束後に議論をしてほしい。

サンドウィッチマン 伊達さんのコメント(amebloより)

 最後にお届けしたいのですが、テレビを見ていて、今回の新型コロナウイルスに関してのコメントが心に残っていましたので、紹介させていただきます。

サンドウィッチマン伊達『U字工事・卓郎のマスク』
いや、ただの強盗だろ…。U字工事、卓郎のマスクです。奥さんが作ってくれたみたいで…最初見たとき、パンツでも被ってんのかと思ったわ。 卓郎のブログにこの写真が出…

(中略)
とうとう、緊急事態宣言が発令されました。
我々も、どんどん仕事が中止になっております。。

仕方ない、緊急事態なんだから。

来月6日まで、みんなで色んな事を我慢して耐えましょう。

お医者さん、看護師さん…ウイルス感染に予防しながらの激務、本当に頭が下がります。

飲食店やデパート、娯楽施設や一般の会社もそう…コロナの野郎のせいで様々な業種で働く皆様、大変御苦労されている方も沢山いらっしゃると思います。

安倍総理大臣を含め、誰もが生まれて初めての『緊急事態宣言発令』…。

そりゃ、支援策や制度に対して言いたい事はあるかも知れないけど、あんまり文句ばっかり並べても今は特に仕方ない。

有事なんだから。

国民全員が納得する策なんて難しいし、きっと…ない。

文句が止まらない方は、落ち着いたら選挙に立候補して国会議員になって総理大臣になればいい。

家で、関連の番組見てると文句ばかりが目立つ。

今は、まず一致団結してコロナウイルスをやっつける事で同じ方向を見ないと乗り越えられないですからね。

東日本大震災の直後、数日間でしたが日本中が同じ方向を向いた気が僕はしました。

それはそれは、めちゃくちゃ大変な時期だったけど、その瞬間は好きな時間でした。感動したし誇りに思えました。

何とか踏ん張って、日本は諸外国とは少し違うというところを見せられたらいい。
(以下略

サンドウィッチマン伊達のももいいゼ!より

 かっこいいいことばかり言っていますが、本当にこの言葉に共感することが大きいです。

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