新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない状況です。
非常に心配です。外出自粛が叫ばれる中で会食などの報道により、医療従事者への厳しい声がある一方、医療従事者の疲弊により医療体制の崩壊が申告な状況です。
ここ直近のニュースや病床数がわかるサイトなどを紹介します。
富山市民病院の会見(2020年4月14日)
感染医師ら送別会、自粛中の3月30日 富山市民病院
現場医師が手記、医療崩壊に強い危機感 富山市民病院 クラスター
(下線は筆者)
■車中泊で働く看護師も
Webun「北日本新聞社」より
新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した富山市民病院では、陽性だった医師が送別会に参加していたことが発覚した一方、残されたスタッフが病院機能を維持するため懸命に対応している。土岐善紀地域連携室部長・呼吸器外科部長が14日、北日本新聞に手記を寄せ、病院を取り巻く現状をつづった。
病院では入院患者と医療従事者の計21人の感染が判明し、接触した恐れのあるスタッフ200人が自宅待機となった。
「今回、行政が定義する『濃厚接触者』の範囲からさらに安全を重視し、広く網掛けしました。その結果、多数の『濃厚接触疑い職員』が自宅待機となり、勤務に当たる医療従事者が激減しています。入院患者数はそのままなので、感染拡大防止と通常診療の維持の両立が課題です。県内の急性期病院と連携し、未感染患者の一定数を受け持ってもらう機能補完ができないかと考えますが、受け入れ先が敏感になっていることもあり現状は困難です」
整形外科病棟で集団感染が発生したため、他の診療科のスタッフが病棟を丸ごとカバーしている。
「整形外科病棟では医師、看護師のほとんどが不在となり、他科の職員が代行しています。厳重な防御策を講じていますが、万一彼らに感染が波及した時点で病院機能が崩壊します。急性期病院の一つが崩壊した場合、その他の病院もドミノ崩壊になることが想定されます」
感染経路は不明だが、最初に検査で陽性だと判明したのが医療従事者だったことから、看護師らは苦しい立場に追い込まれている。
「現在、誰一人現場を放棄せずに感染者と通常入院患者の診療に全力を尽くしています。しかし、風評被害は増すばかりです。家族や周囲の人間を守るために病院の駐車場で車中泊をしながら働いている看護師も多くいます。公共の宿泊施設は富山市民病院の関係者というだけで断られます。若い看護師は両親らから勤務をやめるよう言われながらも、責任感から毎日勤務しています。彼らが現場を離れたら即、医療崩壊が起き、守れる患者さんを守れなくなります。医療職を守ることは市民を守ることだと認識していただけますようお願いします」
自粛中に医療関係者で行った会食によりクラスター化してしまった過去は消せないですが、みんなで前を向いて解消に向けて取り組んでいってほしいと願うばかりです。
最新の感染情報
新型コロナウイルス対策ダッシュボード
随時更新されている情報ですが、病床数と感染者を集計しているものです。
現在は軽症者は自宅療養や宿泊施設での対応になっていますので、参考にしてください。
都内の最新感染動向
東京都の感染状況の最新の情報を見ることができます。
外出自粛要請を受けており、歓送迎会や会食などの報道により、発覚することもありますが、今は、命を守る医療機関の最前線で働く皆さんを応援し、医療体制の崩壊を招かないようにし、収束を図ってほしいものです。
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