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志村けんさんの感染死で家族がご遺体に会えない理由

新型コロナウィルス

 2020年3月29日夜、タレントの志村けんさん新型コロナウイルス肺炎のため亡くなりました。謹んでご冥福をお祈りいたします。
 ここでは、事実の内容や各界からのコメントとともに、志村けんさんのお兄さんが「遺体に会えない」とインタビューに答えておられましたので、その理由を解説したいと思います。

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志村けんさんの新型コロナの感染死に伴う報道等

提供元:Pixabay

 この度の訃報を受け、マスコミ報道も速報で伝えるとともに、各界からもお悔やみのコメントがありましたので紹介します。

報道内容

マスコミの報道

志村けんさん死去 新型コロナ感染で肺炎 - 日本経済新聞
人気お笑いグループ「ザ・ドリフターズ」で活躍、テレビのバラエティー番組などに出演して人気を集めたタレントの志村けん(しむら・けん、本名=志村康徳=しむら・やすのり)さんが3月29日午後11時10分、新型コロナウイルスによる肺炎のため、東京都内の病院で死去した。70歳だった。告別式は近親者で行う。所属事務所はお別れの会に...

各界からの追悼コメント(抜粋)

Twitterより
Twitterより
Twitterより

志村けんさんの兄のコメント

 志村さんけんのお兄さんが、今回の訃報に際し、インタビューに答えていました。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000163-dal-ent

 インタビュー の中で、特に気になった部分がありましたので、引用します。
 (下線は筆者)

感染を防ぐため、知之さんは志村さんと一度も面会できなかった。同じ理由で遺体との対面もかなわず、火葬にも立ち会えず、骨を拾うこともできないという。病院から火葬場に遺体が直接移され、その後、遺骨が実家に届くことになっていることも明かした。

Yahoo!ニュースより

 率直に、『何故なのか』という疑問が浮かんだのは、筆者だけかもしれませんが、この理由を調べてみました。

なぜ、遺体に会うことはできないのか

提供元:Pixabay

 今回の新型コロナウイルスは新型インフルエンザ等特別措置法の改正により、最長2年間の限定で適用されるもので、対応内容も新型インフルエンザ等に策定したガイドラインを適用となるようです。
 なお、新型コロナウイルスを適用対象とした改正特別措置法に関しては、RenchanのBlogの記事もあるので、紹介します。

 よって、今回の志村けんさんのご遺体に関しては、以下の対応となるようです。
下線は筆者)

新型インフルエンザ等対策ガイドライン
 Ⅹ 埋火葬の円滑な実施に関するガイドライン
  4.国内発生早期から国内感染期(感染拡大期)までにおける対応
  (4)搬送作業及び火葬作業に従事する者の感染防止策に係る留意事項
    ① 遺体の搬送や火葬場における火葬に際しては、遺体からの感染を
     防ぐた め、遺体について全体を覆う非透過性納体袋に収容・密封す
     るととも に、遺族等の意向にも配意しつつ、極力そのままの状態で
     火葬するよう 努めるものとする。

新型インフルエンザ等対策ガイドライン より抜粋

 「非透過性納体袋」であれば、文字どおり中に納められているご遺体を見ることができないので、ご遺族の心中は察するに余りあると思えてなりません。

憎い「新型コロナウイルス」

 これは、日本に限ったことではないようです。
 海外でも、同様に新型コロナウイルスに感染して亡くなった方に会うことができなかったという内容の記事がありましたので、掲載します。
 (引用分の下線は筆者)

https://news.yahoo.co.jp/byline/kimuramasato/20200325-00169621/

最終的には感染者かどうかということは大した違いになりません。今は誰であれ病院に運ばれたが最後、家族でさえ会えなくなるのです。家族は見舞いに行けません。病院で回復に向かえば良いのですが、自力で頑張るしかありません。もし良くならなければ独りで死ぬことになります。

人々が集まることを禁止された今、まともなお葬式をあげることもできません。結婚式や教会のミサ(典礼)も禁止の対象です。新型コロナウイルスはイタリア人をイタリア人たるものにしているハグやミサやサッカー、全て取り去ってしまいました。

Yahoo!ニュースより

 本当に新型コロナウイルス憎いです。
 感染して、病院に行ったら最後、退院する以外は家族が会うことすら許されない状況。
 日本のみならず、世界でこの悲劇を増えることを止めたいと思っています。

悲劇を増やさないために

提供元:Pixabay

的確な情報を得る

  私たちは的確な情報を知ることにより、無用な混乱を避けなければなりません。
 また、政府だけの発表だけではなく、自身の職場や住まいの地域が対象となった場合は、その都道府県知事等からの情報をキャッチしなくてはならないと思っています。

自らが感染しない

そして、自身が感染しないことが大切です。日頃の「うがい・手洗い・咳エチケット」を励行して、自身が感染しないように取り組むことだと思います。

 政府の発表している資料等を掲載します。

他の人を感染させない

最後に大切なのは、自身が誰かに感染させないことです。
 報道されているところでは、無自覚無症状の発症者が多くいるとのことです。外出自粛要請も、自身が感染しないのみならず、誰かに感染させないためも含まれています。
 もし、自身が感染者だとしたら、どのような行動をすれば良いか

を、想像していただくことが、この事態の収束につながると信じています。

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