「100日後に死ぬワニ」はここ数日メディアへの露出も増え、Renchanも知ることとなりました。
Twitterでは当然3か月以上前から話題にはなっていたのですが、最終日が近いこともあり、話題になりました。
しかし、最終日直後の特報がさらに話題になっておりましたので、「作りて」「応援者」「作品の展開」に関して、私見を含めて解説したいと思います。
「100日で死ぬワニ」とは
「100日で死ぬワニ」は作家きくちゆうきさんの4コマ漫画です。
概要を説明すると。
『100日後に死ぬワニ』(ひゃくにちごにしぬワニ)は、きくちゆうきによる日本の4コマ漫画作品。コマの枠外で「死まであと○日」と明示された作中のワニの100日間を、4コマを1日としたカウントダウン形式で描く。2019年12月12日から作者自身のTwitterアカウントで公開が開始され、以後、翌年の3月20日まで毎日更新された[1][2]。1投稿で30万を超えるいいねを記録し[3]、連載終了日の2020年3月20日には同作がTwitterのトレンドで世界1位となった[4]。
wiwipedeaより
反響がめちゃくちゃ大きく、この3連休で地上波での紹介もあって、フォロワー数もうなぎ登りです。
作者のきくちゆうきさんはこの「 100日で死ぬワニ 」を始めたころはフォロワーが1万人程度だったというから、2.1M人のフォロワーとは驚異的というしかないですね。
Twitter民を驚愕させた展開
最終回は以前からTwitterの中では、予測のイラストや漫画、動画が出るなど、盛り上がりを見せましたが、それよりも驚かせたのは、最終日の掲載直後のツィートです。
公式アカウントが出来ていました。
公式ショップが楽天にできました。
ロフトに「追悼」のショップができました。
書籍化するらしいです。
そして。。。
『映画化』だそうです。
まあ、映画化の決定は制作の発表だけとしても、書籍化やグッズは企画・制作のリードタイムを考えると100日前からの企画であったことが推察されますね。
Twitterでの反応
100日で死ぬワニを見ていた人の意見
101日目にしての展開に素直に喜ぶ方や批判的な方など、賛否が分かれております。
Twitterでは
感動をありがとうございました
Twitterより
先生が伝えたい事は 99日に詰まってると思うのに メディアや一部の人たちは 100日目の大どんでん返しを 予想したり、必要以上に 期待されて、プレッシャー半端なかったと思います。 1週間目くらいから見始めて 会社の人に勧めたりして 1日1日楽しませて頂きました
Twitterより
炎上商法含めての連載企画お見事でした。これで一躍ステマ漫画家の仲間入りですね!信者の方もいっぱい増えたようなので今後もご活躍に期待しております。ただ今後はもう少しマーケティングが上手い方をつけてもらった方が良いと思います。お疲れ様でした。
Twitterより
作者:きくちゆうきさんのご意見
以下、連続してツィートされていましたので、引用します。
自分の経験したことや、後悔、伝えた方がいいと思うことを漫画として表現しました。1人で始めたことです。 そこにいろんな人が声を掛けてくれて、熱意を感じて受け入れました。 正直、まだ完結もさせてないのに、そんなこと言ってこの人たち大丈夫??と思いました。
始めた時から漫画のラストは決めていました。 絶対にしないけど、もし100日目でめちゃくちゃなギャグ展開で終わらせてたら、声掛けてくれた人たちどうなっちゃうんだろう。とか思っていました。
漫画の途中からツイートしなくなったのは、作品の邪魔になると思ったからです。 作者が作品の邪魔をするのは良くないなあと。 言いたいこと、伝えたいことは漫画で伝える。漫画家ですから。
日数が経つにつれて、ほんとに色んな方面から話しが来てました、作品のラストも見ずに。それこと、ラストを期待して無責任に。 爆弾口に突っ込んで地球もろとも大爆発で終わらせようかなとも思いました。(絶対にしないけど!)
改めて言いますが、ワニの話しは自分1人で始めました。それから色んな人が付いてきてくれました。1人1人と話をして、自分なりにしっかり見極め、信じて、この人になら任せてみてもいいかな、と思った結果が「今」に繋がっています。
Twitterより
作者は当然、はじめの企画は一人で考えたようですね。
その後にいろんな方から声をかけられて、今回の展開に至ったとのことです。
ご自身の作品が世に出ることは、作者として非常に素晴らしいことですね。
なぜ、このような話題になったのか
「100日で死ぬワニ」の地上波での取り上げ
この3連休の100日目を目指して、地上波で取り上げるところが出てきました。
応援者はTwitterでの日々の展開を楽しみにしており、
『私たちの応援している題材が地上波に出た』
という喜びがあったかもしれません。
インディーズは当初は口コミが主流で、そこから、メジャーへと展開することに応援者はうれしくなります。
急な展開により初期からの応援者の気持ち
100日を終えた直後の「書籍化」「映画化」「公式グッズ」販売の手際の良さに、100日目からの見たファンはあまり、違和感を感じないかもしれません。
しかし、初期から応援していた方は、「唐突感」が先に来てしまい、100日の長いティーザー広告に乗せられてしまったのかと、寂しい気持ちになったかもしれません。
もし、応援するインディーズのアイドルが突然ドームコンサートをメディアを使って発表されると古参のファンは自分たちの応援するアイドルではないと思ってしまう心理を似ているのかもしれませんね。
今後の展開に期待
「100日で死ぬワニ」はタイトルも内容も今の人々の心を掴んだ作品であることは、このフォロワーの数を見れば、明白であることだと思います。
グッズ化や、書籍化も今の不景気を吹き飛ばす起爆となれば、結果オーライかもしれないですね。
作者の気持ちを大切に、今後の展開に一読者として期待します。
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